どうも、むりこです。
今回は読書の感想となります。
先日、仕事や趣味で自分の思考を洗練されたものにしたいと思っていたところ、「イシューから始めよ」(著・安宅和人)を見つけました。
あらすじを簡単に見てみたところなかなか有意義そうな内容であったのと、一応本の評価もネットで調べて特に問題無さそうだったので、購入しました。
まだ読み始めて間もないため、とりあえず途中までの内容を自分なりに解釈した結果をアウトプットしていこうかなと思います。
この本について
この本では、知的生産性が高い人の考え方が「イシュー」というテーマを通じて説明されています。
「イシュー」は、日本語では「課題」や「問題」等という意味を持ちます。仕事などをする上で難しいなと思った問題、そして解決するべき問題や課題は大体これに当てはまると思って良いと思います。
序章
序章の内容をざっくり説明すると、前述したイシューの質を高めていく事、そしてその解の質を高めていく事、この二つが知的生産性の向上につながるとのことでした。
質の高いイシューを設定し、それに対して質の高い解をアウトプットすることで、バリューのある仕事をこなせる人間になるらしいです。
問題の本質に切り込み、かつその問題に対して適切かつ効果が高い解決法を速やかに提案できる。そのような人間をイメージしてもらえればと思います。
ではそのためにはどうすればいいのでしょうか。これも説明されていて、解の質を高めるのではなくイシューの質を高める事を優先するべきとのことでした。
なぜかというと、解の質を高める事に執着しすぎると、徒に時間だけを消費してしまうからです。
これは私の解釈になるのですが、以下の二つのアプローチのどちらが健全で適切なものだと思いますか?
- 小学生レベルの算数の問題をひたすら速く正確に解き続ける
- ある程度正確に算数の問題が解けるようになった段階で問題のレベルを徐々にあげていく
前者ももちろん重要なのですが、一般的には後者の方がより速く大学レベルの問題を解けるようになると考えられます。
もっとわかりやすく極端な例でいうと、完璧を目指すよりも60~80%程度を目指して仕事をするのが良いとされていますよね?
これには別の意味ももちろん含まれているとは思いますが、解の質の向上 < イシューの質の向上を表す例としても機能していると思っています。
長くなりましたが、著者は解の質の向上を優先した仕事の仕方に関して犬の道と表現していて、この犬の道を避け、イシューの質を上げていく事がビジネスパーソンとして成長していく健全な道のりであると綴っています。
おわりに
読書というものはすごく良いです。自分が思ったことが(少なくともその著者目線においても)正しい、と認識できることがあります。 私も気を抜くと一つの問題にこだわりすぎたりひたすらより良い答えを求めてしまうので、この考え方を念頭に置いて仕事に取り組もうと思いました。
おわりです。それでは。